「新村農園」のトップページへ
「過去・現在の栽培作物」のメニューへ

キャベツ



平成22年(2010年)の栽培風景
2010年(平成22年)5月11日撮影

写真サイズ=80%

写真


写真

 あるところに野菜の苗がたくさん捨ててあったので「あ~!もったいない!」と思ってもらって帰った。 植える時期は遅かったが、「ブロッコリー」か「カリフラワー」の苗だと思って植えていたら、どうやら「キャベツ」も混ざっていたらしい。 あっちにブロッコリー、こっちにカリフラワー、間にキャベツと「まだら模様」に3種類の野菜が仲良く共存状態でした。 最後にキャベツがやっと収穫時期を迎えた。ところが、植えた時期が遅かったのか、キャベツの中心部分はトウが立っていたようだ。 でも、食べる部分はかなりあり、今年のように「野菜の価格高騰」の中にあっては大変うれしい。

写真
写真

 「完全無農薬」・「無化学肥料」・「放任栽培」だから葉っぱは虫に食われていてご覧のような状態です。 虫に食われた葉をどんどん取っていけば、中味はかなり立派です。 虫たちもかわいそうだから「人間様のために少しは残しておいてやろう」と思っているのかな? こんな状態では売り物にはならないが、自家用としては立派なものです。この程度だったら、他人にあげても喜ばれます。 「農薬は一切かけてませんから安心ですよ。」と自信を持って人にあげられます。

写真



 数年前にもキャベツの苗を10本位もらって植えたことがありましたが、 このときは一度、虫に食われて無残な姿になってしまった。 「農薬は絶対かけたくない!」と思っていましたから、「もう全滅全滅かな?」と思っていたら 「なんと!」復活して盛り返して「みごとなキャベツ」になりました。 自分で食べたり、人にあげたりするので「農薬はかけたくない!!」という気持ちが天に通じるのでしょう。 ここで農薬をかける農家は「生活がかかっているから」農薬をかけてでも「売れる商品」にしなけれならないのでしょう。 農家それぞれの考え方があるのでしょうが、私は絶対に農薬はかけたくない! やがて、完全無農薬栽培のことを理解してくださる消費者が多数になる時代が必ず到来することでしょう。

【栽培後記】
 大分の農家、赤峰勝人さんの本や講演会またはある人のサイトによると、 「無農薬=虫食い」ではないということ。 虫が食うのは「未熟堆肥を使うから」なのだそうだ。 そういえば、この畝を作るときに畝の中に入れた養分が完熟でない有機物だったのが原因ではないかと後で気づきました。 十分完熟した堆肥を使えばもっと虫食いは抑えられたかも知れない。 この次にキャベツをつくる時には、この点に注意して作ってみたい。

「新村農園」のトップページへ
「過去・現在の栽培作物」のメニューへ